国立病院機構京都医療センター院長
小西 郁生

　みなさま、こんにちは！

　平成27年に初めて設立されました日本産科婦人科遺伝診療学会（増﨑英明理事長）の第2回学術集会を、平成28年12月15日（金）～16日（土）の2日間、京都メルパルク（JR京都駅前）で開催させていただきます。テーマは「産婦人科診療のゲノム個別化を展望する」です。

　医療のなかに遺伝子解析が導入され、今や「ゲノム医学・ゲノム医療」の時代といわれています。詳細なゲノム解析によって疾患の患者毎の個性を明らかにして、それに基づく個別化医療（最高の治療）を行おうというPrecision Medicineの流れです。この中に、出生前遺伝学的検査やBRCA遺伝子解析などの狭義のgerm-line遺伝子解析による遺伝医療も含まれています。産婦人科は、この流れをいち早く捉えて医学・医療の最前線に立つことで、患者さんの疾病の治療・予防と健康の向上に寄与するとともに、医学生・研修医に産婦人科の魅力をアピールしなければなりません。

　そこで、今回の学術集会では、産婦人科領域のゲノム医学・ゲノム医療を広く取り上げ、その最新情報を満載した学術集会にしたいと考えています。是非とも多数のみなさまにご参加いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。